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秋の映画祭…その2


映画の明るい未来を実感できる映画祭、
<第13回東京フィルメックス>のラインナップが発表されました。
オープニングを飾るのは韓国のホン・サンス監督の新作『3人のアンヌ』
クロージングは、前作『ペルシャ猫を誰も知らない』以来亡命生活を送るイランのバフマン・ゴバディ監督の新作『サイの季節』
<ヴェネチア映画祭>で金獅子賞を受賞したばかりのキム・ギドク監督『ピエタ(原題)』もあり、今年はどんな作品と出会えるのか!! 楽しみです。


<第13回東京フィルメックス>
期間: 2012年11月23日(金) ~ 12月2日(日)
会場: 有楽町朝日ホール(有楽町マリオン、東劇、TOHOシネマズ 日劇
共催企画 <Talent Campus Tokyo> 有楽町朝日スクエアB(11月26日(月)-12月2日(日))
公式サイト:www.filmex.net



★東京フィルメックス・コンペティション
『514号室』
イスラエル・ 2011年
監督:シャロン・バルズィヴ

514号室という極めて限定された設定の中、イスラエルをめぐる複雑な環境、あるいは軍における女性の立場など、様々な問題を浮き彫りにする、シャロン・バルズィヴの監督デビュー作。
今年のロッテルダム映画祭、トライベッカ映画祭などに招待された。


『エピローグ』
イスラエル・2012 年
監督:アミール・マノール

孤独に暮らす老夫婦ハヤトとベルルは変わりゆくイスラエルの現状に絶望する。ある夜、二人は最後の旅に出発するべくアパートを出る......。
理想を求めてイスラエルを建設した世代の心情を象徴的に表現した作品。
監督はこれがデビュー作となるアミール・マノール。


『111人の少女』
イラク ・2012年
監督:ナヒード・ゴバディ&ビジャン・ザマンピラ

111人のクルド人の少女が政府が夫を見つけてくれなければ集団自殺する、という手紙が大統領に届く。これを解決するため、一人の役人がクルディスタンに派遣される......。
ユニークな発想と驚くべき映像に圧倒される作品。
バフマン・ゴバディの妹ナヒードの監督デビュー作。


『愛の身替わり』
愛的替身
香港・2012年
監督:エミリー・タン

交通事故で一人息子を失い、しかも妻が不妊治療で二度と子供が生めないことを知った男。絶望した男は事故を起こした運転手の妻に信じ難い要求を......。
『完美生活』(08)のエミリー・タンが男女の微妙な心理を描く。
サン・セバスチャン映画祭コンペティションで上映。


『ティエダンのラブソング』
中国 ・2012年
監督:ハオ・ジェ

『独身男』(10)でフィルメックス審査員特別賞を受賞したハオ・ジェの監督第2作。
山西省の貧しい村に生まれた6歳の少年ティエダンは、近所に住む女性歌手に憧れを抱く。やがて成人になったティエダンは、自らも伝統芸能の一座に加わり、村を離れて旅に出る......。


『記憶が私を見る』
中国・ 2012年
監督:ソン・ファン

80年代の台湾ニューウェーブを想起させる親密さをもって一つの家族の姿を描き出した、ソン・ファンの長編デビュー作。
ジャ・ジャンクーがプロデューサーを担当。
ロカルノ映画祭でワールド・プレミア上映され、最優秀新人監督賞を受賞した。


『グレープ・キャンディ』
韓国・ 2012年
監督:キム・ヒジョン

少女時代に受けた心の傷を乗り越えようとする二人の女性の葛藤を、サスペンス映画を思わせるスタイルで描いた、『13歳、スア』(07)以来となるキム・ヒジョン監督待望の新作。


『おだやかな日常』
日本・2012年
監督:内田伸輝
配給:和エンタテインメント

『ふゆの獣』で2010年フィルメックス最優秀作品賞を受賞した内田伸輝の新作。
首都圏の同じマンションの隣同士に暮らすふた組の夫婦を主人公に、震災後に日本で実際に起こった人々の様々な反応を描いた野心作。


『あたしは世界なんかじゃないから』
日本・2012年
監督:高橋泉
製作:群青いろ
制作協力:カズモ

保険セールスマンの黒川は恋人に撮影のバイト話を持ちかけられる。だが、それはある女性の復讐を撮影するというものだった。交わるはずのなかった複数の男女を巻き込みつつ、ついにアパートの一室で復讐劇が始まる......。『ある朝スウプは』の高橋泉、待望の新作。


★特別招待作品

☆オープニング作品
『3人のアンヌ』
韓国 ・2012年
監督:ホン・サンス
配給:ビターズ・エンド

イザベル・ユペールを主演に迎えたホン・サンスの最新作。
3つの物語から構成され、ユペールはそれぞれで異なるキャラクターを演じる。
ホン・サンス作品の常連俳優が、ユペールと絶妙のアンサンブルでこの映画の世界を構築している。
カンヌ映画祭コンペティションで上映された。

☆クロージング作品
『サイの季節』
イラク=トルコ・ 2012年
監督:バフマン・ゴバディ

30年間の獄中生活から解放されたクルド系イラン人の詩人サヘルは妻の行方を探す。だが、妻はサヘルは既に死んだと信じ込まされていた......。
『ペルシャ猫を誰も知らない』(09)以来、亡命生活を送っているゴバディの渾身の一作。
イランの伝説的俳優ヴスーギが主演。



『ギマランイス歴史地区』
ポルトガル・2012年
監督:ペドロ・コスタ、マノエル・ド・オリヴェイラ、アキ・カウリスマキ、ビクトル・エリセ

ポルトガル発祥の地とされる古都ギマランイス。多くの貴重な文化財により「ギマランイス歴史地区」として世界遺産に登録され、2012年に欧州文化首都に指定されたこの魅力的な都市を現代ヨーロッパを代表する4人の巨匠が様々な側面からとらえたオムニバス映画。
●『バーテンダー』
ポルトガ・2012年
監督:アキ・カウリスマキ
●『命の嘆き』
ポルトガル・2012年
監督:ペドロ・コスタ
●『割れたガラス』
ポルトガル・2012年
監督:ビクトル・エリセ
●『征服者、征服さる』
ポルトガル・2012年
監督:マノエル・ド・オリ


『チョンジュ・プロジェクト2012』
韓国=スリランカ=フィリピン=中国・2012年
●『黄色い最期の光』
韓国=スリランカ・2012年
監督:ヴィムクティ・ジャヤスンダラ

死を間近に控えた父親が、幼い息子を地球で最も美しい場所に連れてゆく。それは、息子に自らが最後に呼吸する瞬間に立ち会わせるためだった......。

●『グレート・シネマ・パーティー』
韓国=フィリピン ・2012年
監督:ラヤ・マーティン

太平洋戦争の激戦地、マニラ湾のコレヒドール島を様々な国からやってきた映画人たちが訪れる。実験的な手法で知られるマーティンの本領が発揮された作品。

●『私には言いたいことがある』
韓国=中国・2012年
監督:イン・リャン

2008年、上海で6人の警察官を殺害して死刑に処せられた若者がいた。
本作はその若者の母にスポットを当て、息子との面会を望む母の姿を描く。


『父へのララバイ』
イスラエル=フランス=スイス・ 2012年
監督:アモス・ギタイ

著名な建築家であった父ムニオ・ワインローブ・ギタイについての美しい映像詩。ポーランドに生まれ、バウハウスで学び、ナチスを逃れてパレスチナに移住した父の生涯が資料映像、証言、フィクションを交えて語られるが、それはまたイスラエルの歴史そのものでもある。


『カルメル』
イスラエル=フランス=イタリア・2009年
監督:アモス・ギタイ

紀元1世紀のローマ帝国とユダヤ人の戦闘から現代の軍事キャンプ......亡き母の記憶から従軍する息子への思い......イスラエルの歴史とギタイ本人の個人史とが感動的に織り成された傑作。ジャンヌ・モローがナレーションを担当。(第10回東京フィルメックスで上映)


『庭師』
イラン・2012年
監督:モフセン・マフマルバフ

約170年前にイランで創始された宗教バハイ教。モフセン・マフマルバフとその長男メイサムは、カメラを手にそのバハイ教の聖地であり総本部のあるイスラエルのハイファを訪れる......。
現代の世界を取り巻く宗教と戦争・平和についての様々な考察にあふれた作品。


『メコンホテル』
タイ=イギリス=フランス ・2012年
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン

メコン川流域の静かなホテルで映画の撮影隊がリハーサルを行っている。それは人間の臓器を食う幽霊を扱った映画の企画だった......。
ドキュメンタリーとフィクションの境界を軽やかに乗り越えた傑作。全編に流れるギターの調べが心地よい。
カンヌ映画祭で特別上映。


『ピエタ(原題)』
韓国・2012年
監督:キム・ギドク
配給:キングレコード

債務者に重傷を負わせ、保険金で返済させるという手段で借金を取り立てる男。孤独な男の前に、幼い頃に別れた母親と名乗る女性が現れる。疑いを持ちつつも、男は次第にその女性を受け入れるが......。
ヴェネチア映画祭を異様な熱気に包み、金獅子賞を受賞した。



『三姉妹(原題)』
香港、フランス・2012年
監督:ワン・ビン
配給:ムヴィオラ

中国雲南省の山岳地帯の村に暮らす幼い三人の姉妹をとらえたドキュメンタリー。
生活を支えるため、姉妹は学校に通いつつも、厳しい農作業に従事する。日々の生活の中から浮かび上がるドラマが見る者の胸を打つ。
ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門最優秀賞受賞。


★特集上映 日本イスラエル60周年『イスラエル映画傑作選』
イスラエルと日本が外交関係を樹立して60周年の記念すべき年に、映画史上に残る傑作を厳選して特集上映されます。


★特集上映『木下惠介生誕100年祭』
日本を代表する名匠・木下惠介監督が生誕100年を記念して、11月23日~12月7日まで東劇を会場に特集上映「木下惠介生誕100年祭」を開催。


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