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台湾のアーティストのライヴの力、実感しました。関谷元子


 台湾ポップスファンの8月は忙しかった…ですよね。
 8月14日が台湾文化を紹介するイベント、台ワンダフル。ここには、クラウド・ルー、フレッシュ・ジューサー、ソーリー・ユース、DJ Mykal、ソニックからフレディ、ドリス、ジェシが参戦、翌15日が台ワンダフル出演者のうち、クラウド、フレッシュ、ソーリーがサマーソニックに出演。翌週21日はソーダグリーンの単独ライヴ、28・29日はメイデイの武道館2デイズ。
 私、個人的には、ソーダグリーンのメンバーの長め日本滞在により(笑)、ほとんど休みなしで台湾三昧の一ヶ月って感じでした。楽しかった~。日本人より台湾人と会ってる時間が長かったような…。ちょっと大げさか(笑)。
 ということで、今や先月とは思えないほど懐かしささえ感じる、8月1ヶ月を振り返りましょう。


 ですが、8月に入って最初にライヴに行ったのは、台湾ではなくて、あの、フェイ・ウォンドウ・ウェイの愛娘のリア・ドウでした。
 90年代最高のシンガー、フェイと、北京ロックのカリスマ、ドウ・ウェイのお嬢さんが最初のライヴとして選んだのが東京だったんですね。7日と10日。日本人のバンドを従えて、初めてとは思えない落ち着きっぷり。全部英語で歌った曲は音楽的にもなかなかに魅力的で、サウンドなどはドウ・ウェイを感じさせ、そしてヴォーカルが母親のフェイ・ウォンを彷彿させるんですね。聞いていて、思わずうるっときました。たいしたアーティストです。8日にはインタヴュー。なんとこれも初めてだと言う。こっちも落ち着いていたなあ。「台湾エンタメパラダイス」の10月発売の号にこの時のインタヴューが載るので見てください!



メイン


 そして、14日には台ワンダフル@恵比寿リキッドルーム。
 ここに出演する台湾のシンガー・ソングライターのクラウド・ルーですが、事務所の社長、タイガー・チュン氏と親しくしている関係で、クラウドよろしく、と言われていたので、事務所とやり取りしつつ、万全の態勢での来日にすべく努力をしてきました。しかし、実際のクラウドは、大人しく謙虚で気を遣う、素敵な青年、なーんにも手がかからない。わがままなんて一切ない。
 14日13時半からのリハで会ったクラウドは、元気そう。良かった。バンドは、その都度変えているそうだが、色々な指示はすべてクラウドが出している。頼もしい。この人はほんとにいい声をしている。素晴らしいボーカリストであること再確認しました。



台湾ゆるキャラ
Ⓒ2015 web popasia!!!!!


タイワンダフル記者会見 集合
Ⓒ2015 web popasia!!!!!


記者会見
Ⓒ2015 web popasia!!!!!


 リハを無事に終え、今度は私が記者会見の司会、16時。台ワンダフルも2回目を迎え、去年の反省会もちゃんとした我々は(笑)、今回は去年より仕切りが良かったのではと思います。で、今年はますます多くのかたに来ていただき、この混みようは考えたほうがいいかもしれないと、思ったり…。


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Ⓒ2015 web popasia!!!!!


 その後、クラウドは、親友である写真家の川島小鳥さんのトークショーに出ました。すごい人数です。後ろで聴いていた私は彼らのトークの声が聞こえず残念でしたが(ここも反省点ですね)、信頼し合っている二人の笑顔が見られて安心。小鳥さんは、率直に色々言う人だと思います、裏表がない。それをクラウドは本当に嬉しそうに、そういう小鳥さんを見ています。


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Ⓒ2015 web popasia!!!!!


 その後、今度は、私自身のトークショーでした。今回は、台湾ドラマについて話してと言われ、このところの台湾ドラマをトレイラーとともに紹介。もう見ましたよ、ほぼほぼ1ヶ月、台湾ドラマを見まくりました。そして進化を知りました。私が気に入ったのは、マイク・ハー主演の「とんだロマンス」。台湾ドラマ界も次々に若手が出てきている中で、でデビューして13年が経つマイクがどうなっていたかというと、良いです。相変わらずキス・シーンはダントツに上手だし。このドラマよくできています。最後まで全然飽きない。是非ご覧になってください。DVDあり。
 このトークショーは、「台湾エンタメパラダイス」の小俣さんと二人でしました。なかなか中身の濃いものになったのでは、と自負しております。


 で、クラウドのライヴ。
 いや~良かった。MCの最初「こんばんは、クラウド・ルーです」。これだけ?って思っているとしばらくして「こんばんは、クラウド・ルーです」(笑)。計3回、4回? センスあるなあ。
 歌唱力はやっぱりすごい、感動。



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Ⓒ2015 web popasia!!!!!


サマソニ会場風景
Ⓒ2015 web popasia!!!!!


会場
Ⓒ2015 web popasia!!!!!


 そして、翌朝、サマーソニックに向かいました。クラウドの車に同乗、幕張へ。ねむ。ガーデンステージ、つまり屋外で13時ライヴ開始。あつっっ。が、クラウドはがんばりました。腕に書いたMC用の言葉が汗が流れ落ちても、笑顔で思い出しました。ランダウンは、夜(台ワンダフル)と昼(サマソニ)で変えた、というが、私はサマソニのラインアップが気に入りました。
 さて、今回のクラウド君、素顔を見られる機会が何度かありましたが、とにかくチャーミングです。スタッフにも気を遣い、そして、静かで優しく、姿勢が良く(笑)、なんて素敵な青年なのだろうと、感激すること何度もありました。
楽屋で汗を拭いたタオルを自分できちんと揃えてかける。見習わないといけません。
 クラウド・ルーというアーティストは、台北アリーナでもライヴをした大きな存在です。でも、いつも歌うのは彼の日常です。そんな真のシンガーソングライターの彼の音楽を是非聴いてみてください。



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 そして、ソーダグリーン。もう、メンバーが早めに来たり、ライヴ終ってからも日本を楽しんでいたりで、10日間くらい、ソーダグリーン・デイズだった気がします。こちらも楽しかった。

 肝心のライヴです。品川のステラボール。ほぼほぼソールドアウトになったそうです。今やソーダグリーンは、台湾のトップバンドのひとつになり、中華圏全体でも圧倒的な人気を誇るバンドです。ここ何年も、ソーダグリーンはアリーナクラスでのライヴでしたので、日本では久しぶりの小さい会場で、最初はちょっと勝手が違うかな、という感じがありました。エンジンがかからない感じも見受けました。がだんだん良くなってきました。となると、ヴォーカルで、作詞作曲をほとんどするチンフォンの魅力がぐんぐん際立ってきます。もちろんこのバンドは、もともと大学の同級生だったり、年齢も近いので、兄弟のような存在になっていますし、チンフォンに引っ張られるかのように各メンバーの個 性も立ってきていて、一体感を感じました。



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 しかし、チンフォンは、スターですね。今回は他の場所では味わえないほど小さい場所でのライヴだったので、その分チンフォンのヴォーカルの力、存在感を実感しました。
 ま、正直、中国語のMCばかりだったことにがっかりしたという声も良く聞きました。確かに。それは反省事項だと思います。
 椎名林檎さんの曲を2曲歌いましたが、チンフォンはうまく歌えなかったと終ってからかなり悔しがっていました。是非、近々来てリベンジしてほしいです。

 ソーダグリーン、終ってからも、メンバーの何人かは残って東京などを楽しんでいました。特に、7年前のライヴ以来2度目の日本というアコンは、色々なミッションがあったそうで(笑)、ミッション・コンプリートできたんだと、とても喜んでいました。ちなみに、アコンてチーズが好きなんですって。チーズ・フォンンデュ、一緒にいただきました~。



 さて、その1週間後、28日は、武道館でMaydayのライヴを見ました。超満員。確かに多くの観客がチャイニーズだったかと思いますが、正直、私の中ではそんなことは全く気にならずに、メイデイが、日本の(彼らにとっては)小さいライヴハウスでやった時から言い続けてきた、「武道館に行きたい」という言葉を聞いてきただけに、良かったな~とここでも母の気持ち(笑)。
 もちろん大きな場所でやりたいから武道館、という気持ちはあったのではと思います。が、それよりも、多くの日本のバンドにとって武道館が特別なように彼らにとっても武道館は特別だったのではないでしょうか。

 台北から東京は3時間だけど、僕たちは武道館に来るまで16年かかった…のMCにはうるうるしてしまいました。ビートルズもここでやった、クラプトンもね、と。僕はクラプトンの時、あそこに座ってた…と、2階を指すストーン。
 曲は、彼らのベストを聞いているような感じ。新しい曲から古い曲まで。本当にいいメロディとヴォーカル、ここでも聞けました。わりと淡々とした印象を与えるアシンがいつもより興奮していた、そんな感じも受けました。最後の1曲の力を入れたヴォーカル、聞き惚れました。というか、メイデイって一緒に大声で歌いたくなるんですよね。それが実感できた素敵なライヴでした。
 
 1ヶ月に3つの大物アーティストが東京でライヴをしてしまう、そんな夢のような1ヶ月でした。それぞれのファンの皆さんは、社会復帰できているでしょうか?
 また、来年も是非、月がずれてもいいから(実際、今回の、毎週来日だと、東京以外のかたにとってはキツイはずだし)、来てほしいなあ、と思っています。 台湾のアーティストのライヴの力、実感しました。






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