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クラウド・ルー(盧廣仲)の日本での3本のライヴが終わりました。(関谷元子)



 クラウド・ルー(盧廣仲)の日本での3本のライヴが終わりました。所どころ関わっていたこともあり色々なことがあったことを知っている今回(ビジネスなんですからありますあります当然)、Billboard東京最後のステージのラストの曲で舞台後ろの大きなカーテンが全開し東京の夜景が目に飛び込んできたときは、ちょっとウルッと来ました。

 台湾のファンも来ていましたが、マイナビ赤坂Blitzを完売できたことはクラウドの日本人でのマーケットが少しずつ大きくなっているのではと思います。

 今回は、アメリカツアー直後の日本ということもありクラウドは時差ぼけがひどかったようで、大丈夫?と聞くと、思うようにできない自分がもどかしいようで珍しく感情を見せた時もありました。少しだけですけど笑。

 しかし、18日のBillboard東京でのライヴは珠玉でした。この日がツアーファイナルということもあったのでしょう。しかしBillboardという場がそうさせたのかと思えるほどここでのクラウドはかっこよくて、緻密で丁寧でかつ大胆な歌と演奏をそこかしこで見せていました。くるりのファンファンさんがトランペットを吹くとクラウドのヴォーカルが変わったり、バンドメンバーの個性がちゃんと見えたり…などマジックを何度も観ることができました。

 ライヴルポは、Billboard東京のウェブサイトにもうすぐ載る予定です(明日締め切り~)、読んでいただければと思います。写真も良いです絶対。

 9月に台湾文化センターでトークライヴをしてくれた有名DJケン・ウー(吳建恆)さんがミスチルを見に日本に来ていて、クラウドにいきなりBillboardで会わせました。ジャーン!ってケンさんを部屋に入れたら、クラウド、きょとん…。ケンさんに、なーんだ驚かないの~?なんて突っ込まれたクラウド、一瞬どこにいるかわからなくなった、って言ってました。それほどびっくりしたのでしょう。信頼し合っているお二人、ケン兄さんに会えてクラウドのモチベイションもより上がったのではと思います。3人で写真撮ってもらいました!

 そして、なにより.....
Team Ear & Y'sConnection 辛苦了。
YOU MADE IT!!




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テーマ : C-POP華流音楽 - ジャンル : 音楽

ジャッキー・チョン(張學友)という歌手のこと(関谷元子)


 1990年前後、私が台湾に行き始めて音楽業界の人たちと交流を始めた頃、圧倒的に香港のエンタメが強く、台湾ではヒットチャートの10位までに台湾の曲がほとんど入らないのはどういうことか?これは台湾のチャートか?といった議論がなされたほどだった。

 その頃、台湾のアイデンティティを表現する音楽家及び周囲の人と付き合っていたので、「香港ってちゃらちゃらしているよね~」みたいな空気の中にいたのも事実だ(ご存知のように香港はスターが歌って演技をする娯楽世界が主だった)。しかしある友人は言った。「ジャッキーだけは違うぞ。彼には本物がある」。ジャッキー・チョン(張學友)という歌手に興味を持ち始めたのはその頃からだった。

 94年だったろうか。日本でポリドール(今のユニバーサル)から香港モノを多くリリースすることになり、代表質問者としてジャッキーにインタヴューすることになった。ちょうど台湾で初めてのコンサートが行なわれるので、ポリドールの担当の生天目さんと台湾に行った。

 台湾は熱狂的な歓迎。雨が降りリハーサルが遅れている。その頃は台北アリーナはなく、会場は外だ。インタヴュー時間も流動的になった。ホテルのボールルームはリハ待ちの大変な人でごったがえしている。ジャッキーは私たちに気付くと歩み寄ってきた。「日本のかただよね。インタヴューをすることは聞いている。必ずどこかで時間を取るので待っていて」と。すでに中華圏で最高に人気があるシンガーがこの気遣い。感動した。

 コンサートが終わり、打ち上げ会場。ちょっと時間があくと、ジャッキーは私たちの所に来て「10分くらいできる。少しでも質問して」と。そして打ち上げが終わり、ジャッキーもまだ終わっていないと感じたのだろう。ホテルで続きをしようということになった。インタヴューは午前3時から行なわれた。

 そして、ポリドールの配慮で同じホテルに滞在できた私はその後爆睡した。午前6時、部屋の電話が鳴る。ジャッキーが今から出るから見送りませんか? 急いで最上階の部屋の前に行ったら、明るい笑顔でおはようと出てきた。そしてロビーに降りると、ファンと話したり、握手をしている。これから中国に行って仕事だとスタッフが言った。

 すごいと思った。頭が下がった。彼はこうやって毎日を送っているんだ。

 今回のジャッキーのコンサート、前で観られたのだが、すごく圧を感じた。ステージ上の音楽家やダンサーだけじゃなく、今まで関わってきたすべての人たちの力がジャッキーの力と相まってまさに爆発している感じ。前で観るとその迫力で身体に支障をきたしそうになるほどだった。

 ジャッキーは3時間歌い続け踊り続け、すべてのMCを日本語で話した(以前そのチェックをしたがアルファベットにして丸覚えしてた)。衣装を何度も替えステージセットも何度も替わる。そんなことを、今回の日本までに203回続けてきた。
 
 自慢げに彼と写る写真を載せているが、幸運なことにジャッキーとは友人としての付き合いがある。だからたくさんの苦悩の少しは知っている。しかしいつもその強靭な精神力で乗り越え、ここまで完成度の高いショウを作る。だからこそ中華圏で最も敬愛されるのだ、彼は。


テーマ : コンサート - ジャンル : 音楽

第18回東京フィルメックス


第 18 回東京フィルメックス
【2018 年 11 月 17 日(土)〜11 月 26 日(日) 開催】

会場 :【メイン会場】有楽町朝日ホール(有楽町マリオン)11/18(日)〜11/25(日)
【オープニング/レイトショー会場】TOHOシネマズ 日比谷 11/17(土)〜11/25(日)
【特別上映会場】有楽町スバル座 (11/17(土),11/18(日)のみ)
東京フィルメックス・コンペティション.................................... 10作品
特別招待作品 ......................................................16作品(短編1作品含)
特集上映 アミール・ナデリ ................................................... 4 作品

【東京フィルメックス・コンペティション】(全 10 作品)

『シベル』
トルコ / 2018 / 95分
監督:チャーラ・ゼンジルジ、ギヨーム・ジョヴァネッティ
村を脅かす狼を狩ることで自分の存在意義を証明しようとする少女が、ある日山小屋の中に潜伏する若い男 と出会うが...。

『アイカ(原題)』
ロシア、カザフスタン / 2018 / 100 分
監督:セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ
配給:キノフィルムズ
モスク ワに働きにきたキルギス人女性の過酷な日々を手持ちカメラの激しい映像で見せる。主演のサマル・エスリ ャーモヴァがカンヌ映画祭最優秀女優賞を受賞した。

『マンタレイ』
タイ / 2018 / 105 分
監督:プッティポン・アルンペ
ロヒンギャ難民(ミャンマーのイスラム系住民)の問題を背景に描いた、『消失点』(15)の撮影監督プッティ ポン・アルンペンの監督デビュー作。

『幻の土地』
シンガポール / 2018 / 95 分
監督:ヨー・シュウホァ
シンガポールを舞台に、ある中国人移民労働者の失踪事件から明らかになっていく、この男の過去とは?
ロカルノ映画祭で金豹賞を受賞。

『幸福城市』
台湾 / 2018 / 107 分
監督:ホー・ウィディン
近未来、2056 年の台北を舞台にした刑事の物語がまず描かれ、第 2 部で刑事の青年期が、第 3 部で少年期が 描かれるという、ホー・ウィディンの意欲作。トロント映画祭、最優秀作品賞を受賞。

『自由行』
台湾 / 2018 / 107 分
監督:イン・リャン
中国から香港に移住して活動を続けるイン・リャンが自己の境遇を投影した作品。創作の自由のために自主 亡命せざるを得なかった映画作家の葛藤。

『轢き殺された羊』
中国 / 2018 / 86 分
監督:ペマツェテン
広大なチベットの草原を舞台に、「ジンパ」という同じ名を持つ二人の出会いを現実と幻想を入り交えながら描く。
ヴェネチア映画祭、脚本賞受賞。

『ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト(仮題)』
中国 / 2018 / 140 分
監督:ビー・ガン
配給:リアリーライクフィルムズ
舞台は中国貴州省の凱里。父の葬儀のために久しぶりに帰郷したルオは、 ネオンに彩られた街を歩く。過去の記憶がルオの脳裏に断片的によみがえる。別れた恋人とのロマンス、ヤ クザとの抗争、そして命を落とした親友の思い出。やがて、ルオは3D作品を上映中の映画館にふらりと入 る......。

『象は静かに座っている』
中国 / 2018 / 234 分
監督:フー・ボー
中国北部の地方都市に暮らす 4 人の登場人物たちの 1 日を描き、世界を驚かせた作品。
ベ ルリン映画祭、国際批評家連盟賞受賞。

『夜明け』
日本 / 2018 / 113 分
監督:広瀬奈々子
配給:マジックアワー
地方の町で木工所を営む哲郎は、ある日河辺で倒れていた見知らぬ青年を助け、自宅で介抱する。シンイチ と名乗るその青年はそのまま哲郎の家に住み着き、彼が経営する木工所で働くようになる。シンイチは徐々 に哲郎に心を開き始める。そして哲郎も、亡くなった息子と同じ名前を持つこの青年に父親のような感情を 抱き始める。しかしその頃、彼らの周りで、数年前に町で起こった事件についての噂が流れ始めた......。

【特別招待作品】
◎オープニング作品
『川沿いのホテル』
韓国 / 2018 / 96 分
監督:ホン・サンス
漢江を望む閑静なホテルで、老詩人と二人の息子、傷心を癒すために宿泊した女性たちが繰り広げる何気な い会話の中に人生の機微、家族、老いといったテーマが投げかけられるホン・サンスの傑作。本年度ロカル ノ映画祭、最優秀男優賞受賞。

◎クロージング作品
『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト(原題)』

中国 / 2018 / 141 分
監督:ジャ・ジャンクー
配給:ビターズ・エンド

2001 年、中国山西省の大同。ヤクザな稼業で金を稼いでいるビンの愛人チャオは、チンピラたちに取り囲ま れて窮地に陥ったビンを救うため、ビンの銃を威嚇発砲する。警察に逮捕されたチャオはビンを庇って銃の 不法所持の罪で服役する。5 年後、チャオは刑期を終えて釈放されるが、ビンは大同を出て行ってしまって いた。ビンの後を追って三峡の町・奉節を訪れたチャオは、ビンが別の女性と暮らしていることを知る......。 裏社会に生きる男女の関係を社会の変遷とともに描いた。

『エルサレムの路面電車』
イスラエル / 2018 / 90 分
監督:アモス・ギタイ
様々な民族がモザイク状に混在して居住するエルサレムを東西に走る路面電車を舞台に、オムニバス風に緩 やかにつながる幾つかのエピソードをコミカルに見せる。

『ガザの友人への手紙』
イスラエル / 2018 / 34 分
監督:アモス・ギタイ
イスラエルによるガザ封鎖の過激化を受けて発表されたドキュメンタリー。

『名前のない墓』
カンボジア / 2018 / 115 分
監督:リティ・パン
多彩な文学作品を引用しつつ、クメール・ルージュの支配がいかに無軌道であったかが語られていく。

『8 人の女と 1 つの舞台』
香港 / 2018 / 100 分
監督:スタンリー・クワン
舞台復帰をめざすかつてのスターと、同じ舞台で初出演となる人気女優など、8人の女性たちが演技合戦を 繰り広げる華麗なバックステージもの。

『アルファ、殺しの権利』
フィリピン / 2018 / 100 分
監督:ブリランテ・メンドーサ
マニラの暗黒街で展開される麻薬戦争を真正面から扱った衝撃的な作品。

『あなたの顔』
台湾 / 2018 / 76 分
監督:ツァイ・ミンリャン

12 人の人々、それぞれの顔がその人の生きてきた時間を映像の中に象徴的にあぶり出していく。
音楽を坂本龍一が担当。

『盗馬賊』
中国 / 1986 / 88 分
監督:ティエン・チュアンチュアン
1980 年代の中国「第五世代」映画の傑作をデジタル修復版で上映。チベットを舞台に、家族を養うために馬 泥棒を繰り返す男のたどる悲劇を荒涼とした風景の中に描く。

『草の葉』
韓国 / 2018 / 66 分
監督:ホン・サンス
クラシック音楽が流れるカフェという極めて限られた舞台設定の中、言い争う男女を契機に思いもかけぬ人 間関係が次々と展開。


【特集上映 アミール・ナデリ】
アミール・ナデリ監督の 1970 年代にイランで監督した初期作品と、今年、カンヌとヴェネチアで 相次いで上映された脚本作と監督最新作を上映。

◎上映作品
『ハーモニカ』
イラン / 1974 年 / 75 分
監督:アミール・ナデリ
ペルシャ湾に面した海辺の村を舞台にハーモニカの所有をめぐって子供たちが引き起こす騒動を描く。

『期待』
イラン / 1974 年 / 43 分
監督:アミール・ナデリ
イラン南部の海辺の村を舞台に、氷でいっぱいにした ガラスの器を氷がとけないうちに家に持ち帰ろうとする少年の行動を一切の台詞を排して描く。

『華氏 451(2018)』
アメリカ / 2018 年 / 102 分
監督:ラミン・バーラニ/ 脚 本:アミール・ナデリ
提供:スターチャンネル

主人公は、書物を読むことが禁じられた世界で、 書物を燃やす職業“ファイアーマン”として働くガイ。

『マジック・ランタン』
アメリカ / 2018 年 / 88 分
監督:アミール・ナデリ
古びた映画館で映写技師として働く若者を主人公に、現実と幻想、映画へのオマージュが混淆された現代のお伽噺。


テーマ : 映画賞・映画祭 - ジャンル : 映画

イラン グーナーグーン ~絨毯と靴下と絵本~


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イラン グーナーグーン ~絨毯と靴下と絵本~

大分・由布院で、イラン生まれの絨毯と靴下と絵本が集まる展覧会が開催中です。

《イラン グーナーグーン ~絨毯と靴下と絵本~》
10月12日(金)~11月11日(日)
*24日(水)31日(水)休み
10:00~17:00

開催場所:ギャラリーあり
大分県由布市湯布院町川上1269-8
0977-84-4479

イラン生まれの絨毯と靴下と絵本の展覧会。


テーマ : 絵本 - ジャンル : 本・雑誌

香港のアンソニー・ウォン(黄耀明)の東京ライヴに行きました。(関谷元子)


香港のアンソニー・ウォン(黄耀明)の東京ライヴに行きました。

 歌い始めた途端、あ~~~広東語だ~~としばし感動。それはつまり、広東語という言葉だけじゃなくて、香港をすごく感じさせるものでした。

 三島由紀夫の「禁色」とか、ドイツの監督ファスビンダーが好きとか、村上春樹、是枝裕和と色々な名前が出ました。
かつ、香港社会にはプレッシャーがあってそれは大変だけど、何よりも思考停止になるのが怖いよね、とも語りました。

 すべての音楽はあくまでアンソニーらしいエレクトロなもので、カヴァーを歌ってもエレクトロ・アレンジで、あくまで彼の音楽を貫いていました。しかし、これぞカント・ポップっていう曲が聞けると、やっぱり涙が出るのでありますね、あの時代、香港に深くコミットした人は。(関谷元子)





テーマ : 音楽を楽しもう! - ジャンル : 音楽

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